まっしーの貯蔵庫

思考のゴミ箱

院試直前の雑記

何も考えずにいるというのは本当に難しいことである。
おれは夜寝る際に体を横にして、何かしらの考え事をしてしまうことが多い。
考え事をしているうちに嫌なことを思い出してしまい、精神が死ぬ。
何も考えないというのはおれにはできないので、別のことを考え始める。
また嫌な思い出を志向する。
このループに陥ってしまい、今のように眠れない状態になる。
今はなんと、何を考えても辛くなってしまうという絶望的な状況である。フルコンボだドン!

じゃあ勉強でもすればいいではないか、となる。確かにおれもそう思う。
しかし、勉強するだけの体力が、午前3時には残っていない。
親知らず付近は痛いし。(多分虫歯のせい。というか関係ない)

次の睡眠を諦めて、昨日の勉強中に思い出してしまった嫌な思い出について記そうと思う。なぜ?眠れないから。


高校1年生の終わり頃の部活の話。
当時おれが所属していた部は活動人数が6人と、運動部にしては非常に小規模な集団だった。
したがって、誰かが手を抜いていると他の人の目につくという状況にあった。
しかし、当時のおれは馬鹿正直だったので、周囲の様子を映像として捉えつつも本人がどう思っているかについて断定したことがなかった。自分が一生懸命頑張ることにしか目がなかった。良くも悪くも典型的な?高校生である。
(過去の自分を貶すのはおれ自身が悲しくなるので控えたいのだが、当時のおれは今考えても褒められたもんでもないので、馬鹿正直という枕詞を用いることにする)

その部にはX1という先輩とX2という先輩がいた。(イニシャルでもなんでもありません)
X1は(部活動の活動が)優秀で、何かと厳しい人だった。
X2は、若干抜けてるところがあるが、おれが自然と信頼していた人だった。


ある日の部活動、筋トレの日。
部活の終わりに、X1から「たるんでるんじゃないの」という趣旨の話があった。
しかし、X1の話には、以前X2から聞いた話とは食い違っている点があるなあと気づいたおれは、そのことを指摘した。
誰の発言なのかを問いただされたので、仕方なくX2の名を挙げた上で、「先輩同士で話が食い違うの、やめてもらえませんか」と苛立ちながら口にした。
すると、X1は突然会話を遮断し、部のしきたりに沿った解散の仕方を破って退室していった。おそらく呆れた上で腹が立っていたのだろう。(この様子を描写する日本語をおれは知らない。雑魚なので)
それで、おれは何かの糸が切れて、ふざけるなと逆上してしまった。
こういうわけで、部が真っ二つになってしまったわけである。

実は2人の先輩の食い違いの原因は、X2の甘えというかボケなるものだったのだけれど、それをおれが不適切なやり方で暴露してしまったor暴露を強要された、という経緯だった。おれとX2はこの件についてのちに話をして理解を得たのだが…

(今思うと、当時の部はたるんでいた気もするが、いくらキビキビ行動したとしても限界のあるやり方を強要されていたようにも思う。逆上前の苛立ちはそれが起因していたのかもしれないが、当時は全く自覚できていなかった)


次の日。ミーティングをやることになった。
正直どんなミーティングだったのか2つ以外に覚えてないのだけれど、そのうちの1つが当時の部長に個人的に言われた「アドバイスを受けるときは相手の目or顔を見ろ、視線をそらすな」というもの。しばらく頑張って治そうと思ったものの、今は治ったとは胸を張って言える気はしない。

もう1つが、X1の長い話である。
しかし、要約すると大体2つの内容しかなくて(忘れただけかもしれないけど)
・ストレス性の症状が出ていて、ストレスの原因は部活
・部活がストレスの原因になっている理由は、皆の努力がゴミだから(意訳)
という話だった気がする。

今書いてて思ったけど、最悪な話しかしてないなこいつ殴りたくなってきた30回くらい昇天してほしい。

でも、当時のおれは脳筋のばかだったので、真に受けてしまって、部と自分をどう改善していくかに頭を使ってしまった。こういう時こそ、自分の利を優先することに頭を使うべきなのに。
他の人も部と自身を改善するように行動した。

結果として、部の雰囲気はそこそこ持ち直し、高校1年生が終わる。

X1の(不当な)権力?が強すぎたのが部の雰囲気に影響していたのかね。
真面目に当時を分析すると色々あるが、そこまでは今回はしない。


一般に言えることなのかもしれないが、高校生は自分に関わる目の前の目標に集中しすぎて他の選択肢を柔軟に選ぶことを得意としないように思う。なぜそう思うのかって、まあ、おれがそうだったからなんだけど。
そんな性格の人間が突然自身の努力を否定されたら逆上もするんだろうなあ。

でも、やはりこの高1の2月のタイミングで「あんなゴミみたいな年上の人間たちと努力したくないです」と顧問に伝えて退部するのが合理的だなあと今でも思う。
しかし、ここでやめていたら、多分その後の人生が結構変わっていたんじゃないかなあとも思う。良くも悪くも。
高2から運動部というのもやりにくいが、バドミントンとか、中学校でやってた卓球を始めるのかもしれない。
でも、運動部は諦めて帰宅部になっている気がする。その方が濃厚だ。
だが、帰宅部を続けてると日々の退屈さに耐え切れなくて何か始めるんだと思う。何だろう。ちょっと想像がつかない。

各高校で存在するのかもしれないが、おれの学年では、帰宅部帰宅部で集団を形成していた。まとまって帰るのではなく、放課後にだらだらする、というわけである。そして帰宅部、地味に人と仲がいい。
しかし、おれは当時の帰宅部の人たちと面識がなかったのでおそらく馴染むことはなかっただろう。

さあ、ここまでくると、部活をやめたおれに残されたアイデンティティは学業成績しかない!が、この後はイキるだけなのでカット。結論だけ述べると、”悪くない成績だが目立たない奴”扱いされるだろう。現実と一致してるじゃないか

また、おれの母校では「運動部を最後まで継続したやつは志望校に受かる」というジンクス?伝統?当てつけ?があったので、運動部に入らなかったらそれに流されて今の大学より下の大学にいくことになったかもしれない。しかし、反逆分子的な扱いで今以上の大学にいるかもしれない。

人間、過去を振り返ると無自覚だった自分の性質に気付けて意外に感じることがある。高校の部活を通してわかったことだけでも、
・おれはスポーツが得意ではない
正確には
・体を動かしながら考えることが苦手
であるとか。(最近気づいたというのは秘密)

また、
・自分の顔が写ったimageが苦手→集合写真とかツーショットは苦手、自撮りなど論外
ということにも最近気づいた。

人間、自覚できていない自分の性質を反映した行動というのを無意識のうちに実行してしまうので、無自覚な性格にいち早く気づける方が自分をコントロールできて得だろうなあとつくづく感じる。

(ちなみに、この部はその後おれが部長としてやっていきます。10人程度の新入生の集団X3を迎えいれると同時におれの同期は単調減少し、幾度おれはメンタルブレイクします。しかし、当時の後輩X3の支えがあって、同期のいなくなったおれは最後の大会まで頑張ることができました。X3の代が牽引するようになって以来ずっと、この部は当時の弱小っぷりの影を見せない、県内屈指の強豪チームに育っています。)

だらだら書きすぎたので、ここでおしまい。解散。